皆さんの身近にある、テレビやスマートフォンなどを取り扱う通信業界。興味のある方も多いのでは?
今回は通信業界の業種やトレンドについて詳しく見ていきましょう!
通信業界とは?
電波を活用したサービスを消費者に提供する業界のことで、テレビ放送やインターネット関連サービスを含めた「情報通信業」の一種に分類されます。
通信業
具体的には、電波や回線そのものを提供する業務
例)携帯、光回線など
放送業
電波を介して情報提供を行う業務
例)テレビ、ラジオなど
デジタルプラットフォーム事業
インターネット上に「場」を提供する
例)Google、Apple、Facebook、Amazonなど
通信業界の動向
通信業界の現状
業界の長期的な推移を見ると、2012年から2017年まで増加傾向でしたが、2018年から2020年は横ばいで推移しています。
21年には業界の業績を牽引してきたスマートフォン需要が足踏み状態にあります。
政府による「携帯電話料金の値下げ」要請
上記の要請を受け、各社プランの値下げが行われ、各社料金プランを一斉に引き下げました。
大手三大キャリアは「ahamo」「povo」「LINEMO」といった低価格ネット申し込みサービスを展開し、2020年4月には「楽天モバイル」が参入するなど、業界に新たな動きがみられます。
テレビ業界の売上減少
2020年のテレビメディア広告費は前年比11%の減少、一方、インターネット広告費は前年比5.9%増の伸びを記録しています。
近年日本の広告費はテレビからインターネットへと推移しており、テレビ業界の今後の先行きが怪しくなってきています。
通信業界の四季報売上ランキング
1位 KDDI株式会社
部門売上高→4兆5,973億円(↑)
部門利益→8,654億円(→)
2位 株式会社NTTドコモ
部門売上高→3兆6,608億円(→)
部門利益→6,868億円(↓)
引用
東洋経済新報社『会社四季報 業界地図2023版』東洋経済新報社 2022年9月