「顔採用」という言葉、聞いたことありますか?
「顔だけで採用が決まるのかな…」「本当にあるの?」
など、「顔採用」という言葉を聞いていろいろ思う方もいるかもしれません。
生まれ持ったものを変えるのはなかなか難しく、他の部分でどんなに努力しても結局は顔で判断されてしまうと考えると、少し理不尽だと感じてしまいますよね…
今回の記事では、そんな顔採用の実態について説明していきます。
顔採用について
顔採用ってあるの?
そもそも、顔採用は本当に存在するのでしょうか?
結論から言うと、残念ながら存在してしまいます。就活生向け情報サイトの「キャリアパーク!就活」によると、顔採用を実感する就活生は全体の68%にものぼるというデータが出ています。
実に約7割の就活生が顔採用する企業の存在を感じていることが分かります。また、福助株式会社の「女子就活生の脚もと調査」によると、新卒採用担当者のうち68.5%が顔採用があると回答しています。
このようなデータから判断すると、やはり顔採用は存在すると言えてしまいます。
顔採用が存在する理由
では、なぜ顔採用は存在するのでしょうか?
主に理由は三つ考えられます。
① 営業など第一印象が重要な業務で結果が出やすい
見た目の印象が良いということは、営業など第一印象が重視される業務で結果が出やすいと言えます。
初対面の相手には、最初に内面より外見の方が伝わりやすく、外見の印象が大きなウエートを占めるからです。
そのため、第一印象が良いということは良い結果を生むということにつながりやすいです。
② 社内の士気、やる気が上がる
学校で「あの子、可愛いなぁ」「あの人、かっこいい」
誰しも、一度はこのように思ったことがあるのではないでしょうか?
そして、そのような人の前では少し格好つけたり、可愛く見せようとしたり、自分をちょっとよく見せるといった経験はありませんか?
同じことが職場でも言えます。見た目の印象が良い人がいることによって、たとえ仕事が大変でも明るく振る舞ったり、「よし、頑張ろう!」と気合が入ったり、エネルギーを与えることができるのです。そのため、社内の士気、やる気が向上します。
③ 社内結婚につながる可能性がある
「社会人は出会いがない」といったことを耳にした人もいると思います。
事実、社会人の多くがそのように感じています。仕事で忙しい状況で、新たに出会いを探すのは、時間的にも体力的にも大変です。
社内に魅力的な人がいると、それが出会いとなり社内恋愛、結婚につながりやすいのです。
顔採用されやすい業界
顔採用が実際にあるのかどうかや、その理由について説明していくと、「では、顔採用されやすいのはどんな業界だろう?」と疑問に思う方もいるかと思います。
主に、以下の業界が一般的に顔採用されやすい業界と言えるでしょう。
・アパレル業界
・マスコミ・テレビ業界
・美容業界
・航空業界
・広告業界
やはり美容やアパレルなど見た目の綺麗さ、美しさ、カッコ良さが求められる業界は顔採用されやすいです。
また、テレビ業界や航空業界などは、安心感を与えるため外見の良さが重要となってきます。たしかにアナウンサーやキャビンアテンダントは綺麗な方が多い印象がありますよね。
このように、見た目の印象が大切になってくる業界では、顔採用されやすいと言えるでしょう。
顔採用の対処法
それでは、顔採用をどのように対処すればよいのでしょうか?
整形…なんて手段はそう簡単にはできません。対処として重要なポイントは、第一印象を良く見せるということです。
ここでは、相手に好印象を与えるポイントを説明していきます。
身だしなみを整える
身だしなみを整えることで、清潔感を出すことができます。
清潔感があることで第一印象を良くすることができます。自分の見た目を最大に引き上げるためにも必ず身だしなみは整えておきましょう!
愛想よく・明るい印象を与える
せっかく身だしなみを整えても、愛想が悪かったり、元気がなかったりするとなんだか暗い印象を与えてしまいます。
一緒に働くなら、暗くて愛想がない人よりも明るくて元気がある人と働きたいと思いませんか?
明るいというのはそれだけで端正な顔立ちに匹敵するくらいの魅力があるのです。
なので、面接の際には小さな声で話さない、ハキハキと挨拶をするなど明るい印象を与えるように努めましょう!
胸を張る・姿勢を良くする
胸を張ったり、姿勢を良くしたりすることで自信があるように見せることも大切です。
この「自信がありそう」というのは重要で、これだけで第一印象は良くなります。特に姿勢にはその人の心持ちが表れやすいです。
例えば、猫背の人を見ると、なんだか卑屈そう、暗そうといった印象を勝手に持ってしまうことはありませんか?姿勢はそれくらい影響を与えます。
姿勢や動作を意識し自信があるように見せることで、面接官に好印象を与えましょう!
顔が重視される業界を避ける
ここまで紹介してきたことを実践しても、やはり顔採用が不安という方もいるかと思います。
その場合は、外見が重視される職種や業界を避けるというのも一つの方法です。例えば、研究職や工場での仕事(製造やライン管理など)、IT業界は一般的に挙げられるでしょう。
最初から外見がそれほど重視されないところで戦うというのも賢明な判断と言えます。
まとめ
今回は、顔採用というテーマについて話しました。
基本的には、顔が良いから即採用ということはありません。
見た目も一つの要素にしか過ぎないからです。外見を重視する業界や職種であっても、選考過程では中身もしっかり見ます。
重要なのは、外見が与える第一印象をよく見せる努力や工夫をすることです。まずはこのコラムで紹介していることを実践してみましょう!