面接では、話す内容だけでなく、話し方や姿勢によって面接官に与える印象が大きく変わってきます。
印象が悪ければ、「良い内容を話していても評価されない…」ということにつながりかねません。
話し方や姿勢のポイントを知り、面接官に良い印象を与えられるようにしましょう!
話し方の良い例と悪い例を比べてみよう
面接の話し方で、プラス評価になる例とマイナス評価になる例には、このようなものが挙げられます。
GOOD
・結論から話す。
・明るくはきはきと話す。(声のトーンは少し高め。声にハリがある状態)
・落ち着いていて、普段の自然な表情が読み取れる。表情が柔らかく親しみやすい。
・相手の話を聞く姿勢がある。
・質問と回答が合致している。
・自分の言葉で話している。
・相手が聞きやすいスピードで話している。
・ですます調で言い切る。
・適度に身振り手振りを使って、最大限伝える努力をしている。
BAD
・内容がまとまらないままだらだらと話す。
・不愛想・無表情・声が小さい。
・オドオドしていて落ち着きがない。視線がよく動く。
・自分の話したいことを一方的に話す。
・質問と回答がずれている。聞かれていないことまで答える。
・カンペを見て話す。用意してきたことを思い出しながら話す。
・会話というより質疑応答。ロボットのような受け答え。
・早口になる。
・文の最後があやふやになる。一文が長い。
・身振り手振りが全くない。
良い例では、「社会人と自然に会話ができる、感じの良い人」という印象を面接官に与えることができます。
一方で、悪い例では、「会話が不自然で、感じの悪い人」という印象を持たれてしまいます。
姿勢
姿勢は、話し方と同様、印象を左右する重要な要素です。以下の姿勢のポイントに注意しながら、ぜひ一度実践練習してみてください。
立ち姿
・頭の上が糸で引っ張られるような感覚を持ち、肩の力を抜く。
・前で手を組むときは、お腹の下あたりで左手を上にして手を重ねる。
座り姿
・椅子の3分の2くらいまで腰掛け、背筋を伸ばす。
・男性の場合、手を軽く握って太ももの上に置く。つま先が正面を向くように肩幅に足を開く。足を椅子の内側の巻き込むとやる気がなさそうに、足を開きすぎると偉そうに見える。
・女性の場合、両膝・両足をつけ、膝が90度曲がるようにして座る。足は斜めにしなくて良い。手は太ももの上で重ねる。
お辞儀
・軽いお辞儀は15度程度、深いお辞儀は30~45度。
・背筋を伸ばしたまま行う。首だけ曲げると美しくなく見えるので注意。
・お辞儀の前後に相手の顔を一度見るようにすると、誠意がこもった印象を与えられる。
まとめ
面接では、どんなに良い内容でもだらだらと話していたり声が小さかったりしてしまっては評価されません。面接官にとっては、就活生の伝えたい内容が理解しにくいだけでなく、それ以外の態度にも目が行ってしまうからです。
普段から話し方や姿勢に意識を向け、自然な立ち居振る舞いで面接本番に臨めるようにしましょう!