他己分析を活用しよう!

自己分析をしているとき、「自分は本当に〇〇な性格なのだろうか」「他の人からはどう見えているのだろうか」と考えたことはありませんか?

実際自分だけで自己分析をやろうとすると、どうしても主観的な判断に偏ってしまいます。しかし選考をするのはあくまでも企業、つまりは「他者」です。

自分が他の人からどう見えているか知り、客観性を加えることで、本当の意味で自己理解が深まります。自己分析と他己分析を組み合わせ、自己PRをより説得力あるものにしましょう!

他己分析とは?メリットは?

他己分析とは?「ジョハリの窓」を使ってみる

 

他己分析…周囲に自分がどう見えているか尋ね、客観的に分析すること。

他己分析で客観的な意見を得られると、自己分析結果の説得力を高めることができます!

 

ここでは「ジョハリの窓」モデルを使って説明していきます。

「ジョハリの窓」とは、1955年に心理学者ジョセフ・ルフト氏とハリントン・インガム氏が考案した、自己理解のための方法です。2人の名前を合わせて「ジョハリの窓」と呼ばれているんです。

自分が知る 自分が知らない
他人が知る 開放の窓 盲点の窓
他人が
知らない
秘密の窓 未知の窓

 

開放の窓:自分も自覚し、他人も知っている性格の「自分」。

盲点の窓:自分は知らないが他人は知っている「自分」。

秘密の窓:自分は知っているが、他人からは隠している「自分」。

未知の窓:誰からもまだ知られていない、秘められた性格の「自分」。

 

自己分析=「開放の窓」を広げる作業。

他己分析=「盲点の窓」を広げる作業。

他己分析を通して「盲点の窓」を知ることで、自覚する「開放の窓」を広げられます。

 

他己分析をするメリット

①客観的な情報が得られる

自己分析の結果と照らし合わせることで正確性が加わり、自己理解に深みが増します。具体的な理由や性格にまつわるエピソードを聞いておくことで、自分を表す話のレパートリーも増やすことができます。

 

②自分の知らなかった強み・弱み・性格・行動特性を知ることができる

新たに知った強みは、さらに伸ばすことが可能であり、弱みは改善努力しておくことができます。総じて周囲が感じる自分の特徴を把握できるので、選考で面接官などに「自分のことをよく知っている」という印象を与えられます。

 

方法と質問例

他己分析の方法

①まず自己分析をする

事前に自分について知り、考えておくことで、他己分析をしてもらった際の自己理解が深まります。つまり自己分析結果と他己分析結果をはっきりと分けた状態にすることができ、後々に比較することができる、ということです。

 

②なるべく多くの人に他己分析を頼む

これは複数の視点があることで、自分という存在を見えやすくするためです。

人は家族や友人、先輩、後輩など複数の役割を持っており、それぞれに少しずつ異なる顔を持っています。そのため、なるべく関わる範囲の異なる人たちから他己分析してもらう方が、より正確な結果が得られます。

加えて、関わりの深い人から浅い人まで幅をもたせた意見を集めるのも良いと言われています。理由は、初対面の時の第一印象から、フランクな関係なるまでのコミュニケーションの取り方を明らかにしやすいからです。

仕事における社内・社外の人との付き合い方を相手(面接官など)にイメージしてもらいやすくなります。

 

③質問に対してなるべく具体的に答えてもらう

あくまでも他人の意見のため、抽象的な答えだと返って自分への理解が深まりにくくなります。理由や具体的なエピソードを出してもらうなど、質問の仕方を工夫するのがポイントです。

 

④自己分析結果と照合し、符合していた点・異なっていた点を洗い出す

自己分析結果に客観性を持たせ、内容を強固にすることができます。自己分析結果と符合していた点は説得性を高めることができ、異なっていた点は新たなアピールポイントや改善点にすることができます。

 

他己分析の質問例

・強み・弱みは何だと思うか

 

・第一印象と現在の印象はそれぞれどのようなものか

初めて会う人とコミュニケーションをとる際、意識した方が良いことが知れます。自己分析に活かすだけでなく、面接時に自分が気をつけるべきことがわかります。また現在の自分が、周りから全体的にどう見えているのかがわかります。

 

・性格をよく表していると感じたエピソードは何か

自分では意識していなくても、他人には印象的だった一面を知ることができます。周囲から見てインパクトのある話が聞けるかもしれません。

 

・集団でどんな役割を担うことが多いか

社内でどのような立ち位置になりそうか、どんな振る舞いをする人物なのか、相手(面接官など)にイメージしてもらいやすくなります。

 

・向いていそうな職種や環境はどのようなものか

長所や性格を仕事でどのように生かせるか知ることができます。また希望する職種に対して、客観的に見ても適性があるという印象を与えることができます。

 

まとめ

他人に自分のことを聞いてみると、自分が予想していた内容とギャップがあることも少なくありません。しかし、それこそが他己分析で得られる価値であり、収穫です。「そんな風に思われていたのか…」とショックを受けることもあるかもしれませんが、様々な一面を持つ自分を素直に受け入れましょう。

加えて、他己分析は、自己理解による自信や、煮詰まった自己分析へのヒントをきっと与えてくれるはずです。多くの人に他己分析を依頼して、自己理解を深めていきましょう!