皆さんはデザイン思考テストについてどれくらい知っていますか?「初めて聞いた!」「聞いたことはあるけどあまり知らない…」という人も多いのではないでしょうか。
今回はデザイン思考テストについて解説するので、デザイン思考テストの受験予定のある方は必見です!
デザイン思考テストとは
デザイン思考テストの概要
デザイン思考テストは創造セッション(30分)と評価セッション(30分)の2つのセッションで構成されており、合計60分間、オンラインで行われます。
・⇒自分でアイディアを作成
・評価セッション⇒他の受験者によって作成されたアイディアを評価
現在では大手企業を含む30以上の企業・団体がデザイン思考テストを利用しています。
適性検査の代わりにデザイン思考テストを採用する企業も増えているのでしっかり対策することが大切です!
デザイン思考テストで測られる能力
400点満点で構成されており、創造力スコアが200点、評価力スコアが200点というようにそれぞれのセッションで評価が行われます。スコア評価の詳細は以下の通りです。
上の表に示されているそれぞれのスコアで測られる能力についてもう少し詳しく説明します。
・ニーズ発見力:人間の根本的なニーズ・時代を先取る新しいニーズに気づく力
・ソリューション創出力:ニーズに対して、新規性の高い・適切なソリューションを作り出す力
・ニーズ評価力:未解決のニーズや願望の強さを見抜く力
・ソリューション評価力:ニーズに対して、ソリューションが有効で革新的かを見抜く力
このような能力を測られるデザイン思考テスト。スコアを伸ばすにはどうしたらよいのでしょうか?それぞれのセッションの説明と共にスコアの伸ばし方や対策も一緒にお伝えします!
創造セッション
創造セッションの説明
創造セッションでは以下の6つのキーワードの組み合わせから、3つのステップでアイディアを創造していきます。
【Who(誰が)】【Where(どこで)】【When(どんなときに)】【Why(叶えたい願望)】【What(何を)】【How(解決策)】
【ステップ①】
Who(誰が)、Where(どこで)、When(どんなときに)の各キーワードを選択。
(例)
Who(誰が):話し好きなおじいさん
Where(どこで):近所のコンビニで
When(どんなときに):考え事をしているとき
【ステップ②】
ステップ①で選択した人物のWhy(叶えたい願望)を20-120文字で記述。
(例)
Why(叶えたい願望):話し好きなおじいさんが近所のコンビニで大好きなスイーツについて語る仲間が欲しい。何か良い方法はないか考えている。
【ステップ③】
What(何を)を選択し、Whyを解決するHow(解決法)を20-120文字で記述。
(例)
What(何を):サービス内容を拡大する技術またはデータ
How(解決法):自分の趣味と同じ趣味を持つ人とつながることのできるマッチングアプリを用いてスイーツ好きな人とつながる。
創造セッションの攻略法
創造セッションで高いスコアを得るためにはWhy(叶えたい願望)とHow(解決法)の工夫が必要です!
Why(叶えたい願望)では、共感を得ることが大切です。
そこで、Who(誰が)、Where(どこで)、When(どんなときに)の各キーワードを選択する際にイメージが容易にできるようなものを選びましょう!
Why(叶えたい願望)のアイディアが出しやすくなるだけではなく、創造セッションで出した自分のアイディアは他の受験者によって評価される仕組みになっているため、共感を得られる可能性が高くなります。
さらにも評価の対象になるのでそこも意識しましょう!
How(解決法)では実現可能性と新規性があるか、が評価されます。新規性を重要視し、奇抜なアイディアを出すことを意識しすぎてしまうと実現可能性の評価が低くなってしまいます。
逆に、実現可能性はあるけど新規性がないものでも高い評価が得られません。実現可能性と新規性の両方を抑えたアイディアを出せるようにしていきましょう!
またアイディアは質も大事ですが、量も大切になってきます。
たくさんのアイディアを短い時間で出せるように普段からアイディアについて考えられるとよいですね。
評価セッション
評価セッションの説明
評価セッションは創造セッションが終わって5分休憩後行われます。評価セッションでは他の受験者の回答を、以下の4つの問について合計40問を評価します!
- Whoの立場になったときに共感できる内容か?
- 現状、他の方法によって実現できていない願望か?
- 新規性の高い解決方法か?
- ニーズの実現に有効な解決策か?
具体的にはこの4つの問いに対して
【全くそう思わない】【そう思わない】【そう思う】【非常にそう思う】の4つの選択肢を選ぶことで評価をします。
評価セッションの攻略法
評価セッションではいかに他の受験者と同じような評価ができるか、が大切です。
意見が極端に偏ってしまうと評価が低くなってしまいます。
【全くそう思わない】【そう思わない】【そう思う】【非常にそう思う】の4つの選択肢の回答比率がなるべく均等になるように心掛けて行うとよいでしょう。また、30分という短い間に40問の評価をする必要があるため、スピードも意識しましょう!
まとめ
これまでデザイン思考テストについて述べてきましたが、いかがでしたか?デザイン思考テストの公式ページにはチュートリアルの練習ページがあるます。受験予定のある方は一度、チュートリアルで実際のデザイン思考テストを経験してみてください!