就活生の皆さんは自己分析を始めた頃ではないでしょうか。就活ペディアの記事を読んで実際に始めてみた方も多いと思います。そんな時、
「自己分析したけど、それを言葉にできない…」
「ガクチカを強みにつなげられない…」
と不安を感じている人もいるのではないでしょうか。そこで今回は、自己分析の一歩先まで進む方法を詳しく解説していきます!
モチベーショングラフによる自己分析
今回の記事は、モチベーショングラフで自己分析を行ったその先を解説します。ですが、モチベーショングラフ以外にも応用できますので、ぜひご活用ください!
また、自己分析をある程度終わったことを前提に解説していきますので、まだ終わっていない方は「自己分析のススメ」の記事を参照して自己分析を行ってください。
①なぜその感情が生まれたのか考える
モチベーショングラフでは、感情の起伏が図式化されています。ある時点に注目した際に、なぜそこで、プラスまたはマイナスの感情が生まれたのかを考えてみてください。早速ですが、具体例を見ていきましょう。
例)部活の県大会で優勝できてうれしかった
→優勝するために、例年に比べて練習時間を増やした。仲間と喧嘩することもあったが、自分の○○という役割を意識してチームをまとめた。その努力が実ったからうれしい。
この例の解説をしていきます。
「県大会で優勝する」という目標達成のために「練習量を増やす」という対策を立て、それを実行した経緯と当時の自分の立場としての行動をまとめています。その工程すべての努力が目標達成につながったため、「うれしい」という感情が生まれた、と論理立てて説明することができています。
このように「なぜ」を突き詰めるだけで、当時のエピソードや自分の感情を詳細に書き出すことができます。
②感情が生まれたタイミングで学んだこと、身についたことは何か(名前つけてみる)
次に、感情が生まれたタイミングで学んだこと、身についたことは何か考えてみましょう。簡単に言うと、身についた力に名前を付けるという作業です。今回も具体例を見ていきましょう。
例)大学受験の模試でうまく点数が伸びなくて挫折した
→授業を聞いているだけ、宿題をやるだけでは足りないため、自分に何が必要か見極めて実行する必要があると考えるようになった。そのため、次回の模試までに、自分で選んだ参考書を購入した。さらに、その参考書を一通り完成させるという目標を立てて、毎日学校の勉強とは別に自主学習を行った。その結果、次の模試では前回より〇点上げることに成功した。(主体性、課題発見解決力、継続力)
この例の解説をしていきます。
「自分に何か必要か見極めて実行する必要があると考えるようになった。」
この部分からは「このままでは成績が悪くなる」と自分で危機感を感じ行動しているので、「主体性がある」と、名付けることができます。さらに、「自分で選んで参考書を購入」からは「課題発見解決力」、「自主学習を行った」からは「継続力」と名付けることができます。
以上の例だけでも、主体性、課題発見解決力、継続力を学び、身についたとアピールできることになります。
③ガクチカ、強み、自己PRをつくる
最後に、学んだこと、身についたことを基にガクチカ、強み、自己PRをつくってみます。ガクチカと強み、自己PRの違いとともに説明していきます。
・ガクチカ
→大学で力を入れたことを通して、取り組んだことへの力を入れたきっかけ、自分の考え方を表現する
面接官はガクチカを聞いて学生の何を見極めているかというと、仕事における再現性です。
再現性とは、社会人として活動をする上での自分の価値観、考え方のことです。
社会人と学生でやることは違うので、「この学生は会社に入ったらどのような考え方で、どう課題に対処するのだろうか」という面接官の知りたい部分に答えられるよう、ガクチカを準備しましょう。
早速例を見ていきましょう。
例)
ある課題に対して、先輩や周りに頼ることも必要だと感じた。目標達成に関しては、成果だけではなく、プロセスに目を向けて改善した。
・強み
→すぐに会社内で生かせる自分の個性(学んだことよりは身についたこと)
例)
主体性:積極的に意見を出す
継続力:現状を把握して課題を見つけて解決する
・自己PR→自分がアピールできることを一言、または簡潔に
例)
私は、組織内でも自分から行動できる「主体性」と「行動力」があります。
詳細は「自己PRの書き方」の記事をご覧ください!
①、②で書き出した自分の学んだこと、身についたことをガクチカ、強み、自己PRにつなげましょう。
まとめ
以上、ガクチカ、強み、自己PRの作り方を紹介してきました。質問によって何をアピールするべきなのかが、明確になったのではないでしょうか?この記事を何度も読んで面接の対策をしていきましょう!