就活を視野に入れると、夏の訪れと共に気になるのはサマーインターンではないでしょうか。
本格的に企業と接触する最初の機会になるため、不安がある方も多いと思います。
なかなか一歩踏み出せない人もまだ遅くはありません。この記事を見て一緒に準備を始めましょう!
サマーインターンとは
サマーインターンとは、企業や業界への理解を深めるための説明会や業務体験を行うインターンシップのことです。
大体7月~9月に開催され、多くの学生が夏休みの期間を利用して参加しています。
長期のものから1日で行う短期のものまで企業によって様々で、形式もオンラインと対面、もしくは併用というものもあります。
参加するメリット
参加するメリットとしては、
・説明会や業務体験を通して、企業や業界への理解が深まる
・将来自分が働いている姿がイメージできる
・今後の企業の最新情報が受け取れる
・他の学生とコミュニケーションを取ることができる
などがあげられます。
少しでも気になる企業や業界は積極的に参加してみると、意外と知らない情報を得たり、より興味を持つことができたりします。
一方で、企業側のメリットとしては、
・自社のPRができる
・入社後のミスマッチを減らせる
・優秀な学生と早い時期からコンタクトを取ることができる
などがあげられます。
つまり、企業側は自社にマッチしているかつ優秀な学生を集めることができ、学生側はより早い時期から積極的に行動することで自分の視野や可能性を広げることができます。
就活生の参加率
株式会社マイナビが2023年卒の全国の大学生、大学院生を対象に実施した「マイナビ2023年卒 大学生インターンシップ調査~中間総括~」によると、10月までに91.2%の学生が平均7.0社に応募し、83.6%が平均4.4社に参加していたことが分かっています。
このデータからもわかるように、多くの学生がインターンシップに参加していることが分かります。
参加時期
サマーインターンを実施する時期は企業によって様々ですが、全体を見たときに多いのは7月と8月の主に夏休みの期間です。
選考の有無は企業によって様々ですが、多くがその1~2か月前の6月ごろから申し込みを開始するところが多いです。
企業によって長期か短期かも異なり、それによってプログラムの内容も変わっていきます。
いつどのようなインターンが行われるのか確認しておくことが大切です。
また、オンラインか対面、もしくは両方で実施されるところもあるため、事前に調べておきましょう。
インターンに参加する前に
続いて、サマーインターンに参加する前に、いったい何を準備しておけばいいのか解説していきます。
自己分析
まずは、就活をするうえで欠かせない自己分析です。
自分がどんな企業、業界に興味があるのかを、これまでの経験や現在行っている活動と結び付けて考えてみましょう。
さらに、自分史やモチベーショングラフを用いて、自分の考え方や価値観をまとめておきましょう。自分について言語化しておくことで、今後の就活において役に立ちます。
最低限の自己分析は3年生が終わるまでに終えておくことが好ましいですが、考え方や価値観は日々進化していくため、ゴールがあることはありません。早めにスタートして、自分に合った自己分析の方法を見つけておきましょう。
自己分析について詳しく紹介した記事もあるので、よかったら読んでみてくださいね!
仕事研究
自分の強みやどんなことに興味があるか分析できたら、業界研究、企業研究をやってみましょう。
ここで注意すべきなのは、現時点ではなるべく業界を絞らず、幅広く調べてみるということです。
就活を始めたばかりの状態で業界を絞ってしまうと、もしかしたら今後の自分の選択肢を狭めてしまうかもしれません。
少しでも気になると思った企業、業界はできるだけ多く調べてみましょう。インターンに参加すると、意外と自分に合っていたり、志望度が上がったりすることもあるかもしれません。
業界研究や企業研究についてまとめた記事も参考にしてみてくださいね!
簡単な面接対策
インターンに参加するためには、企業によっては選考を受ける必要があるかもしれません。
しかし、心配はいりません。本選考になれば選考における面接やESは避けては通れません。早い時点で経験しておくことで自分の自信にもつながるため、積極的に受けてみましょう。
そのために最低限準備しておきたいことは、
・自己PR
・強み
・ガクチカ
の3つは選考の有無に関わらず、早めに準備しておきましょう。
また、ES用で200字と400字の文章と、面接用で30秒、60秒用の文章をテンプレートとして考えておくと良いでしょう。それにより、どんな質問をされてもこれらをベースに文章を組み立てやすくなります。
注意点
以上のことから、メリットも参加する就活生も多いことから積極的に参加することが好ましいインターンシップですが、注意点もあります。
必ずしも就活に役立つとは限らない
インターンに参加したからといって、絶対に就活に役立つとはかぎりません。自分の目的に合わせて内容や企業選びをし、目標をもって参加しましょう。
例えば、企業理解を深める、実務を経験してみるといったものです。
そのためには入念なリサーチが必要になります。事前に正確な情報をできるかぎり調べておきましょう。
時間とお金が必要
企業によって形式は変わりますが、インターンシップに参加するためには時間とお金が必要になります。
大学の授業やアルバイト、部活動と両立できるか、交通費は生活に負担にならないか、などの条件をきちんとチェックしておくといいでしょう。
入念な選考対策
先ほども紹介したように、インターンに参加するためには選考を必要とされるものもあり、特に人気企業や大手企業の倍率は高くなります。
選考の有無もしっかりチェックしたうえで、万全な選考対策をしておきましょう。